三千世界を弔って:読書感想

投稿者: | 2024年2月17日

自分の好きな作品は、大体良い感じに世界が滅んでいる事が多い気がします。

この物語は、神様のヨミとメイドロボのミコという二人のキャラクターを中心として展開されます。

様々な形で終わりを迎えた世界を弔う、オムニバス形式の作品です。

たった2巻しかない極めて短い作品ですが、考えさせられる話も多く、かなりオススメできます。

特に一度読んだ後に、読み返すのも苦では無く、新しい発見もあったりと、かなり作り込まれた作品だと思います。

本編より

多くの人が同じようなことを考えてしまうときがあるのでは無いでしょうか。

結局今していることが、本当に「正しい」ことなのかは、なんとも分からないものです。誰かの為を想っていても、それは誰のためでも無く、自分のためでしか無いのかもしれませんね。

ChatGPTに聞いてみる

何でもかんでも絡めるのは良くないですが、折角なので、メイドロボのミコとしてのロール(役割)をChatGPTに与えて、この神様のヨミにどのようなアドバイスができるかを聞いてみます。

私は世界崩壊後の最後のメイドロボットです。あなたは、この荒廃した世界を見て、自分の役割や選択に悩んでいる小さな神様。私はあなたに、このようなアドバイスをします。

まず、世界がどのように変わろうとも、あなたの存在には意味があります。あなたは神様としての役割を果たしてきましたが、それは常に変化するものです。世界が変われば、あなたの役割も変わるかもしれません。今、何をすべきかわからないなら、まずは今の世界を理解することから始めてください。荒廃した世界を歩き、生き残ったものたちの声を聞き、彼らが何を求めているかを理解しましょう。

次に、自分自身を見つめ直すことも大切です。あなたが神様である前に、一個の存在としてのあなたがあります。自分が本当に望んでいることは何か、自分にとって大切なものは何かを考えてみてください。時には、自分の内面と向き合うことで、外の世界が見えることもあります。

そして、何よりも大切なのは、あなたが過去にどのような選択をしたとしても、未来を変える力を持っているということです。過去は変えられませんが、未来はまだ書かれていません。あなたの選択一つで、新たな道が開けるかもしれません。失敗を恐れずに、前に進む勇気を持ちましょう。

最後に、一人で抱え込まないこと。あなたは神様かもしれませんが、全てを一人で背負う必要はありません。周りには、あなたを支えてくれる存在がいるはずです。時には、他の者の意見を聞いたり、助けを求めたりすることも大切です。

あなたが何を選ぼうとも、あなたの選択を尊重します。そして、この世界がどのように変わろうとも、私はあなたのそばで、あなたを支え続けます。

ミコ(ChatGPTより)

さて、もしもこの世界が滅ぶのであれば、それはどのような理由なのでしょうか。考えてみるのも面白いですね。

本編より

個人的に、この積ん読の話は他人事じゃ無いですね。近い何かを感じます。